電子書籍は高い?安くならないの?理由の解説や今後の見通しを解説!

最近利用者が増えている電子書籍、通勤電車の中やバスの中などで利用している人を見かけることも多くなってきました。

そんな電子書籍ですが紙代や印刷代、流通費用などが必要ないのに紙の本と値段が同じということが多く疑問に思った人もいるのではないでしょうか?

この記事では電子書籍が思ったよりも高い理由と今後安くなるのかなどの予想を含めた見通しを解説いたします。

電子書籍の値段とは?

2021年10月現在では現在電子書籍の値段は紙の本とほぼ変わらない値段で販売されています。

国民的漫画のワンピースのAmazonでの販売価格を見てみると電子書籍版の金額が460円ですが、紙のコミック本が484円価格差が24円しかありません。

電子書籍の場合、紙の本とは違い印刷代や運搬料など様々な経費が必要ない分もっと価格的に安くてもいいのではと思いますが現在ではほとんど同じような金額で販売されています。

しかし新品での価格だと24円電子書籍のほうが安い値段になっていますが、紙の本の場合中古で購入することができたり読まなくなった本を売ったりできるためもっとお得に本を読むことができます。

電子書籍は安くならないの?

経費が必要ないのに紙の本と同じ金額で販売するなんて出版社が儲けすぎなのではという意見を持つ人もいるのではないでしょうか。

しかし、電子書籍が安くならないのにはいくつかの理由があるようです。

漫画以外の電子書籍はほとんど売れない

今のところ電子書籍が売れているジャンルは漫画がメインとなっています。

引用:2019年の紙+電子出版市場は初のプラス成長で1兆5432億円 ~ 出版科学研究所調べ

電子書籍の市場規模は年々成長しているようですが、今のところはまだ紙の本のほうが圧倒的に売れているのがわかります。

特に小説やビジネス書、専門書などの本は紙の本が売れているようです。

出版社や販売会社もまだ電子書籍という成長途中の小さな市場なので本気で参入できていないというのが値段が高い大きな理由などだと考えられます。

町中の本屋さんがつぶれてしまう

今後電子書籍の利用者が増えて紙の本が売れなくなってしまうと町中の本屋さんが潰れてしまうことが危惧されます。

実際今でも町中の小さな本屋さんが少なくなってきている現状のため、電子書籍が本格的に運用され始めるとこの流れがどんどん加速してしまうと考えられます。

書店を守るために電子書籍の値段が高めに設定されていると考えられますね。

今後の電子書籍の値段はどうなるのだろう

今後の電子書籍の値段はいったいどうなるのでしょうか。

欧米などでは電子書籍のほうが安いというのが一般的であり、電子書籍と紙の本が同じ値段なのは日本だけという状態のようです。

コロナ禍で自宅で本を読む人が多くなったことにより東野圭吾さんといった人気の作家さんの作品が電子化され始めたこともあり、今後漫画以外の電子書籍の利用者も増えてくるのではと予想されています。

電子書籍全体の市場が紙の市場を超えてくれば電子書籍の値段も安くなっていくのではないでしょうか。

半額クーポンやサブスクを始める電子書籍ストアが出てきた

電子書籍ストアの中には電子書籍を半額で購入できるクーポンや月額料金を支払うことで対応している本が読み放題で利用できる「サブスク 」を開始する電子書籍ストアも現れてきました。

サブスクで利用できる本は漫画が中心であったりとまだすべての本がお得に読むことができるわけではありませんが、今後漫画以外の需要が増えることによりいろいろなジャンルの本をクーポンやサブスクで読むことができる日が来るかもしれませんね。

まとめ

電子書籍はスマホやタブレットなどのデバイスでいつでもどこでも気軽に本を読むことができるため非常に便利です。

しかし、現在では新品の本とほぼ同じ金額で販売されており中古や買取に出すといったこともできないので実質的に紙より高くなってしまっている現状です。

ですが電子書籍ストアの中には半額クーポンや読み放題といったサブスクサービスを提供するところも出てきました。

今後電子書籍の需要が増えることによりもっとお得に電子書籍を購入できるようになるのではないでしょうか。

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